最近のできごと

 

吉野杉は時を超えて

その他2019.10.30

先日、縁があって吉野杉の産地である吉野、川上村を訪れました。

その日は、年2回開催される秋の原木市場を見学しました。全国から多くの業者さんが入札に参加されていました。独特の掛け声と鐘の音で、次々と原木が入札されていました。

100年、200年、300年の時を超えた吉野杉の原木は、よく見るとそれぞれ年輪、色味、カタチなどで個性があり、人と同じでキリッとした男前のもの、優しい感じのもの、個性的な感じなものがあり、それぞれが多くの人に関わりながらお客さまのところへお嫁に行くんだなと思いました。

植林されているところへ案内して頂き、最初は密集して植林して50年,100年単位で少しずつ間引きして次の世代に残す杉を選択して、密集から大きく間隔を空けていい環境をつくり吉野杉の理想形にしていく過程を初めて知りました。※間引いた原木が間伐材。

今、自分が杉の苗木を植えても自分の人生では、完成しなく何代にも渡り時間と手間をかけて行かなければという、大きな物語でなんかそれだけで感動しました。

(上記の写真で上が300年、下の写真が50年の吉野杉。植林の密度を比べて下さい。山守の方々が残す木を見定め何世代にも繋いで、理想のカタチを作って行きます。)

選手産材は、外材に圧されて利用する場面が減少しているとお聞きしました。それには色々な要因はあるかと思います。伝統素材であり、日本の気候風土で育ったものなので、ライフスタイルやその時代にあった価値観を産地も、関わる私たちもエンドユーザーさんに伝えて行きたいと思います。利用されないと産業として成り立たないので。良いものはいい。

最後に、吉野かわかみ社中の素敵なスタッフの方々、このような機会をありがとうございました。